地方住みのママ日記

新米ママです。

手術前の心境とその後の差はかなり大きい

今日は手術当日、この日が来ることは一か月前にはきまっていたはず、なのに当日。やはりこの気持ちはいつの時代も大してかわらないものだ。自分は幼少期より体が弱く、体のいたるところに疾患をかかえてきた、幸いなことに綿密な病院のリサーチ、問診、手術そこそこにすべてうまくいき、今日にいたる。人よりはずっと身近にあったはずのイベントではあるはずなのだが、やはり相変わらずだなー、と意地を張る、強がる、反面怖い。

そして早朝、仮宿泊させてもらっている友達の家を出る。遠い道のりを電車、無料送迎バスと乗り継ぎ計2時間、ついに病院に到着。しばらくは待機、その間は最近はやりの仮想通貨とか興味がある株式投資の本を読み、過ごした、これは無機質で理論的で手術に赴く自分の精神とは対極に思えて少しばかり気が楽になる。

そして呼び出しがかかる。まずは点滴、着替えそしてついに手術室に向かう。今回おこなう部位、それは右足の親指。これは大学での部活最中に発症してしまい、今日の今日までびっこをひきながら歩いていたくらいだ。そして担当してくれる先生は、自分が調べに調べて発見した腕利きの整形外科医の先生。

ゆえに成功失敗の懸念はあまりなかった。そしてベッドに寝かされ、なにやらおごそかな毛布やゴムでしばられた。まな板の鯉ではあったが、看護師がかわいかったのでなんの問題もなかった。つづいて局所麻酔。これは痛みでいうとこの日では一番ではあったが、一瞬でもあるので大丈夫だった、この段階で目の前には目隠しのタオルがぶら下げられていたのでなにも見えない、ありがたすぎる配慮である、そんな中「ウィーーン」と爆音がなりひびく、これは何かを切断する音だと察知、しかし麻酔が聞いているので痛みは0.しかしなんとなくガリガリとされている感覚はある、

これがなんとも気持ち悪いのだ、人間がゾンビに、AIロボットになる時、痛覚が消えている描写はもろもろのsf作品にみられるが、こんな感覚なんだろうと新たな発見に感動。そんな妄想をしているうちに手術はおわる、手術とは得てして意外とあっけなく終わる。これもまた毎度毎度変わらないなぁ。と思いつつ帰宅し、友人と投資についてまた語りあった。